日常会話

わたしは誰かの話し相手

いつも誰かに話しかけられる「わたし」。世の中にはいろんな人がいるものです。
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社内アナウンス

「すみません。遅れちゃって」 待ち合わせに40分ほど遅れてきた同僚。 乗っていた電車が遅延している連絡は受けていた。 「ちょっと笑っちゃって。車内アナウンスに」 最近の社内アナウンスは活舌もよくわかりやすい。 声優顔負けの美声の方もいらっし...
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クロワッサン

「俺の朝食はセブンのクロワッサンよ」 クロワッサンなんぞ一口でぺろりといきそうな 海賊のようなわたしの親友の言葉を思い出す。 そういえばよく行くパン屋でクロワッサンを買ったことがない。 「パン屋めぐり好きなのに買ったことないんですか?」 こ...
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あるパン屋のはなし

ずいぶん前に閉店したパン屋の話しを懐かしむ。 「あそこってさー、なんで閉店したんだろう。スコーンおいしかったのにね」 そういえば車で片道2時間ほど離れた場所にあるパン屋に、 せがまれて行っていた記憶がある。 当時そこは比較的のどかな地域で、...
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応援グッズ

応援したい。あの人の力になりたい。時間を共有したい。 さまざまな思いで手に取る応援グッズ。 プロスポーツチームには必ずといっていいほど用意されている。 中でも特定の選手を応援できるグッズは人気があるようで、 ユニフォーム、タオル、Tシャツな...
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「ずっと」と「ときどき」

「あの子、ずっとしゃべってたんですよね」 いま終わった会議でのことらしい。 「ほんとにずっとしゃべってて。わたしのプレゼン、全然聞いてなくって」 「ていうか、そもそもこっち見てないし」 ちょうど視界にはいる席に座っていたらしく、席の移動を命...
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大型新人

「あの人、入社早々ボスみたいなんですけど!」 ああ、たぶん再雇用の方のことだろう。 前部署ではそれなりのポジションでお勤めされていた方だ。 同じような待遇をされると思っていてもしかたがない。 ただ、再雇用は天下りではない。ここでは新人扱いと...
日常会話

「もと」の使い方

あるとき、日本語教師の友人は学生に聞かれたそうだ。 「先生は元カレは何人ですか?」 日本人同士の会話ではなかなか聞けない言葉だと、 思わず笑ってしまった。
日常会話

イラっとしたんだね

これはたぶん愚痴だ。言われる前から漂う雰囲気。 「職場で毎日使う名簿をもらったんだけど…」 「名前が違う人がいたから担当者に言ったわけさ」 「そしたらさ『修正テープで直せばいいですよ』っていわれたわけ」 あー、ここでイラっとしたんだな。 そ...
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「ほとんど」の使い方

ある方が私に報告するとき、 「あの部署のパソコンはほとんど使い物にならない」 「ほとんどの人がやっていませんよ」 といった「ほとんど」の使い方をされる。 実際に確認すると三分の一程度のことがほとんどだ。 あるいは、 「きのうからほとんど食べ...
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高級みかん

「ごめんね。今年ももらってくれる?また出来すぎちゃって」 毎年この時期にとてもおいしいみかんを下さるご婦人。 ブランド名はさておき、高級なみかんだということはわたしにもわかる。 心の中で大きくガッツポーズ。 「昔は出荷してたんだけどね。大変...